新日本キックボクシング協会が他団体との交流戦を主とし、国際戦も行なわれる『TITANS NEOS 14』の試合が9月16日(月・祝)、後楽園ホールにて行なわれた。その中で、WPMF日本スーパーフライ級王者・松崎公則選手に今回挑戦する、伊原道場に所属の日本フライ級3位・泰史選手に試合直前、当日、直後に話を聞いた。
★試合前のインタビュー
Q:ここまで、負けなしの4連勝。前回の試合では初KOでしたが、今までの試合を振り返っていかがですか?
泰史:がむしゃらに目の前の試合に集中して頑張ってきました。人一倍負けず嫌いなので、練習や減量など、辛くなったときは、逆に負けてしまうことを考えたくらいです。そういう強い思いが結果につながっていると思います。
前回の試合では、初のKO勝ちでしたが、今までの試合よりも練習の成果が活かせたと思います。試合になるとどうしても力が入るし、無駄なことを考えたりもしてしまうので、なかなか思いどおりに試合を進めることができなかったですね。そういった面では、前回の試合は落ち着いてできたなと思います。
Q:今回の対戦相手は日本スーパーフライ級王者ですが、いかがですか?
泰史:今回は初のサウスポー選手が相手です。距離感も違うだろうし、今までのような試合展開にはならないと思います。しかし落ち着いて自分をうまく出せたら絶対に勝てる。相手をしっかりと見て、焦らず試合に集中して自分を見失わずにやっていきたい。
Q:練習内容について教えてください。
泰史:伊原会長とは、主にミット打ちをやっています。ミットでは基礎からガード、バランスと練習をしています。とても難しく、感覚をつかむまで時間がかかります。
しかし練習を続けているといろいろな動きがやりやすくなっていることがわかってきますね。基礎をしっかりマスターすることは、絶対に大事なことで、それが試合で活きているんじゃないかな。
Q:試合前の今の気持ちを教えてください。
泰史:チャンピオンと試合をするチャンスをいただき、とてもうれしい。今はワクワクしていて、試合が楽しみですね。もうあとはやるだけです!!
ここでつまずくわけにはいかないですし、もっとジムの先輩たちのように上を目指していきたいと思っていますので絶対に勝ちます!
他団体のチャンピオンを倒して、新日本キックボクシング協会のチャンピオンになるための大きな一歩にします!
★……試合が始まった。
第9試合
WPMF日本スーパーフライ級王者
松崎公則(STRUGGLE)
vs
日本フライ級3位
泰史(伊原道場)
勝者:泰史
1R TKO(ドクターストップ)
泰史は試合開始からパンチの応酬。さらに泰史のパンチは続き、最後は右肘で松崎のまぶたをカットし、ドクターストップで泰史のTKO勝ちに終わった。
★試合直後のインタビューでは……。
泰史:松崎選手は気持ちが強くて、こんなに打たれ強い相手とは初めての試合でした。パンチを出し続けていましたが、なかなか倒れなかった。最後は、今回初となる肘を使ってKOできたのでうれしい。
相手を見てテクニックで試合をするタイプではなく、自分の持ち味は勢い。勢いで圧倒して勝つことができうれしい。
右足の怪我が心配ではありましたけど、アドレナリン全開でなんとか乗り切れました。今朝、起きたら38.5度の熱があったんですけど、それも乗り切りました。勝負では言い訳にはならないですから頑張りました。
★そして、試合後のインタビュー
Q:今後の課題は?
泰史:落ち着いて試合をすることと3Rまで戦う上での攻撃のパターンを増やしていきたいですね。どんな状況でも対応できる、スキのない選手になれるよう練習していきます。
Q:今後の目標は?
泰史:目標は、チャンピオンベルトを巻くことです!
そこがゴール地点だとは思っていませんが、新日本キックフライ級で、まずいちばんになることが今の目標です。
Q:次回の対戦相手は?
泰史:次の試合は10月13日(日)です。対戦相手は3月に一度戦っているHIROYUKI選手です。前回は判定で勝ちましたが、いくつか課題の残る試合でした。今回しっかり勝って次につなげます!
みなさん応援お願いします!!
■プロフィール
リングネーム:泰史
生年月日:平成3年11月4日
出身地:東京都練馬区
身長:168cm
体重:55kg
デビュー:2012.10.14
戦績:5戦5勝(2013.9.16 現在)
■キックボクシング伊原道場
●住所:〒150-0034 東京都渋谷区代官山町7-8
●電話:03-3461-4258
●営業時間:
月曜〜土曜日 13時00分〜21時30分(日曜日・定休日)
●ホームページ:http://www.iharadojo.com/
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