昨年12月5日に横浜近郊にオープンした『濱の八百屋』。主に地元横浜の野菜をメインに、朝採れたての野菜をご家庭の食卓や飲食店のメニューに並ぶよう、地元農家の方々と協同で情報の配信と販売提供をしている。その『濱の八百屋』の採れたて新鮮な旬の野菜をメインに料理家・本田よう一さんがコースメニューを振る舞う野菜の会『野菜箱』が2月5日(日)、中目黒のフードスタイリスト・川崎万里さんがプロデュースする、「食・酒・音『箱庭』」で行なわれた。
『濱の八百屋』オーナーの三橋壮さんは「新鮮野菜は本当に甘いんですよ。毎朝地元農家から仕入れているので、雨などの日は仕入れられなかったりと不自由な点もありますけどね。また、通常は捨てられている形の悪い不揃いの野菜なども“新鮮で美味しければ、ほしい!”というニーズもあり、こういった野菜も販売していきたい」と語った。今回の『野菜箱』用の野菜ももちろん朝に収穫してもらったもので、三橋さんも本日の料理に期待を膨らませていた。
本日の『野菜箱』献立は16品とかなりの皿数。
「野菜は、実は葉っぱのほうが美味しいんです。今回は葉を活かしたメニュー作りをしました。カブの葉が立派だったので和え物にしてみたり、芯が甘いので芯のみを使用した料理もありますよ。また、『鰆(さわら)のキャベツ包み あさり蒸し煮』は、鰆が出世魚ということで『濱の八百屋』の発展を願ってのメニューなんですよ」とは本田さん。お客さんからの「野菜が新鮮でキャベツの味が濃く、鰆の味に負けていない見事な調和ですね」とのコメントには「キャベツは旬のものを布を使って丁寧に温度調整をしながら、今回のために保存していたんです」と三橋さんも誇らしげ。新鮮野菜へのこだわりが見られる一幕であった。
凛とした野菜、そしてその素材を活かした料理に、訪れたお客さんたちはみな笑顔で食を楽しんでいた。
また、今回のイベントは、フード・フォトグラファーの福岡拓さんの料理撮影も加わり、川崎さんのスタイリングと合わせ、目でも味わえる素敵なイベントとなった。
掲載の写真は福岡さんが撮影したもの。イベントの様子と美しい料理写真をご覧あれ。
◎本田よう一
1983年生まれ福島県泉崎村出身。
高校卒業後、栄養士の専門学校に進み、栄養士の免許を取得。卒業後は独学で、料理写真を学び、フリーカメラマンに。 2006年からは料理家として仕事を開始。野菜をたっぷり使い、素材の味を活かしたレシピを得意とし、家族みんなで楽しめる味付けに定評がある。現在は料理家として食べてくれる人にやさしく、作ってくれる人にもやさしくをモットーに活動中。
■ホームページ/http://youichi-honda.com
◎福岡拓
フリーランスフォトグラファー。
エディトリアル・コマーシャルでフードフォトの最前線を走り続ける。
暖かく優しい写真が持ち味。
風景写真でもその味は発揮されている。
■ホームページ/http://www.takufuku.com
◎濱の八百屋
■住所/神奈川県横浜市神奈川区神奈川 1-5-48
■営業日
店舗での直売:毎週月曜と金曜のみ 13:00〜20:00
配達:毎週火曜、木曜、土曜のみ 12:00〜20:00
(配達の場合の注文及び営業日等内容に関しては変更される場合もありますのでホームページでご確認ください)
■メールアドレス/info@hamanoyaoya.com
■電話/080-7024-4991 ■FAX/045-325-5517
■ホームページ/http://hamanoyaoya.com
◎箱庭■食・酒・音
フードスタイリスト川崎万里プロデュース/食・酒・音のここちよい空間
■住所/目黒区上目黒3―3―6尾留川ビル4F
■営業時間 18:00〜25:00 日曜&月曜定休
■電話/03-5773-1073
■ホームページ/http://ameblo.jp/hakoniwa-nakameguro/
【関連記事】
『濱の八百屋』朝採れたての野菜をご家庭の食卓に!
http://asobist.samplej.net/news/20120124-01.php