だるまさんが

今回は母親ならではの読書録として、チビのお気に入り絵本を紹介。

出産後、友人から「出産祝い何がいい?」と聞かれると決まって私は「絵本がいい!!」と答えていた。子どもにたくさん本を読んでもらいたいのはもちろん、自分だけでなくいろんな人の感覚で選ぶ絵本は個性が出ておもしろいと思ったからだ。私自身もキャラの濃い友人達がどんな本を選んできてくれるのか楽しみにしていた。

しかし、期待を裏切ってチビはずっと「絵本は食べる物」と認識(笑)。「絵本はおもしろい物」と認識したのは0歳10カ月頃になってやっと。最初は本棚から絵本を引きずり落とすのを楽しんでいたようだが、ふいにページを開いてしまったらおもしろかったらしい。そして「絵本は渡せば読んでくれる」と認識したのもこのときだ。
わが家にも数冊の絵本が用意してあったが、今までは興味を示さなかったのでレパートリーが少ない。その中でも気に入ったのがこの1冊。この日だけで『だるまさんが』を読んだ回数、ざっと20回以上……。こんなに同じ本を繰り返し読んでも、どうやらチビは楽しいらしい。……が、さすがに読んでる私のほうが飽きてしまったのは言うまでもない。

翌日、さっそく本屋へ。同シリーズで『だるまさんの 』と『だるまさんと 』を含め数冊購入。
……でもやっぱりいちばんウケがいいのは『だるまさんが』だった。

0歳児でわかるくらいの絵本だから、ここで内容を紹介してしまったらあっという間に全文紹介になってしまうだろう。なので、わが家のお気に入りのフレーズだけ抜粋して紹介。

チビのお気に入りは『びろーん』と『ぷしゅー』
ちなみに、私は『ぷっ』と『にこっ』
ついでに、夫は『……
…っとあぶない、全文紹介になってしまうところだった(笑)。

とってもシンプルで素朴な絵本だが、言葉のリズムが心地よい。たまには大人だって童心に返ってのぞいてみるのも良いかもしれない。
もちろん、出産祝いに誰かにプレゼントするのも喜ばれること間違いなし。男の子女の子、どちらでもきっと笑ってくれるはずだ。


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作者名:かがくい ひろし
ジャンル:絵本
出版:ブロンズ新社

だるまさんが