沈黙の宿命

20110621picm.jpg 来ました!! セガールの沈黙シリーズ! まだまだ続きます!!
スティーヴン・セガールが、新たなるプロジェクトを始動した。犯罪の多発するシアトルを舞台に、セガール扮するイライジャ・ケインが、警察の特別捜査隊(SIU)の精鋭チームを率い、危険な潜入捜査やおとり捜査を展開し、複雑な難事件を見事に解決していくシリーズだ。

刑事ニコ 法の死角 』(88年)で映画デビューし『沈黙の戦艦 』(92年)で大ブレイク!!
当時ヒットしていた日本の漫画『沈黙の艦隊』に似せて、邦題を付けたこの作品の原題は『Under Siege』で、直訳すると“勝利の下で”。ストーリーが戦艦の中で繰り広げられることからわかりやすいこの邦題がついたのだろう。

その後、セガールの主演作品はほとんど『沈黙の○○』という邦題が付くこととなる。日本で次に公開された『沈黙の要塞 』(94年)は続編ではないのに“沈黙”だが、翌年公開された本当の続編は『暴走特急 』(95年)なのがおもしろい。付かなかったのね、“沈黙”。しかしその後は『沈黙の断崖 』(97年)、『沈黙の陰謀 』(98年)、『沈黙のテロリスト 』(01年)、『沈黙の標的 』(03年)、『沈黙の聖戦 』(03年)、『沈黙の追撃 』(05年)、『沈黙の脱獄 』(05年)、『沈黙の傭兵 』(06年)、『沈黙の奪還 』(06年)、『沈黙の激突 』(07年)、『沈黙の報復 』(07年)、『沈黙の逆襲 』(09年)、『沈黙の鎮魂歌 』(10年)、『沈黙の鉄拳 』(10年)、『沈黙の復讐 』(10年)……もうどれがどれだかわかりません!! そして今回の『沈黙の宿命』でこの作品、すでに続編シリーズとしてDVDでリリースされることが決まっており、そのタイトルももちろん『沈黙の啓示』、『沈黙の背信』、『沈黙の弾痕』、『沈黙の挽歌』、『沈黙の神拳』……もう、凄すぎます。映画の一場面を見せてタイトルを当てる、これでクイズ番組が一本作れますね。

20110621pic1.jpgワシントン州シアトル――特別捜査隊(SIU)のチームリーダー、イライジャ・ケイン(スティーヴン・セガール)は武術の達人。冷静沈着な右腕アンドレ・メイソン(ウィリアム・ビッグスリープ・スチュワート)と、血の気の多いブレット・ラドナー(ウォーレン・クリスティー)、タフな美女ジュリエット・ソーンダーズ(ミーガン・オリー)、それに新任のサラ・モンゴメリ(サラ・リンド)。この精鋭メンバー4人を率いて、日夜、凶悪な犯罪事件の捜査に携わっている。

麻薬密売ルートを追うケインたちは、逮捕した売人トーマスの取り調べもそこそこに、郊外で起きた殺人事件の捜査に駆り出された。現場は、戦時中の日系人強制収容所の跡地で、ケインがかつて住んでいた場所でもあるキャンプ・ハーモニー地区。被害者は食料品店経営の中国人夫婦だ。
ケインたちは鋭い観察眼で犯人のわずかな遺留品を見つけるとともに、裏の森に隠れて生き残った娘を保護する。またケインが面倒を見ている若い情報屋ヒロの働きで、麻薬を大量に扱い始めた地元のゴロつき、ドミオンの名が浮上する。被害者夫婦は麻薬がらみのトラブルに巻き込まれて殺されたのか?

しかし、セガールは観るたびに大きくなっていってますね〜。ストーリーはもう説明するまでもないですね。セガール作品です(笑)。日本で学んだ合気道をはじめとする武術の腕前を本作でもおしみなく披露。しかし、シリーズもので予算を残しておかなければならないのか(笑)、アクションシーンはやや控えめ。でも部下たちは、一癖も二癖もありそうなメンバー。
彼たちのバックグラウンドへの興味を掻き立てられ、2作目以降への期待が高まるクライムアクション・シリーズ!! これは、セガール・ファンには楽しみな夏から秋になりますね。


監督:キオニ・ワックスマン
脚本:スティーヴン・セガール、ジョー・ハルピン
出演:スティーヴン・セガール/ミーガン・オリー/ウォーレン・クリスティー/ウィリアム・ビッグスリープ・スチュワート/サラ・リンド/ギル・ベローズ
配給:日活
公開:7月2日(土)より、銀座シネパトスほか全国順次ロードショー
公式HP:http://www.chinmoku-tj.com/

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