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<儚くシブとい スカーフラリエ>
このbijoux、"スカーフラリエ" と呼んでいます。
"ラリエ"はラリエットの略。
ラリエットはネックレスの一種で、輪になっておらず前で結ぶように使うものです。多くがチェーンや紐が本体で、両端の先端にチャームが付いています。
"ラリエット"とはどこから来た言葉なのか、どういう意味なのか調べてみたところ、軍隊用語で "合流する" とありました。ここから来ているのかわかりませんが、2本の線が結ばって一緒になる、という形状は近い感じもしますね。 ラリエット式は好きなのでよくつくりますが、これは変わりラリエットの代表。一応 "結んでつける" のでラリエットと名付けていますが、実際には "スカーフ" の方が近い感覚です。近いと言うか、殆どスカーフですね。 と言うことで、名前はスカーフラリエ。
実はこのスカーフラリエはかなり以前に登場しています。
もっと太い糸でチョーカーなどをつくっていた時、大振りなものをつくろうと細い糸で試作したのがきっかけ。糸が細いと柔らかいので、布のように首に添い、結んだりすることが無理なく出来るのです。
スカーフのような形ですので、チョーカーよりもさり気なく、使い方も工夫が出来ます。素肌につければもろ肌をベールのように隠し、思わぬ効果も! そしてサイズもフリーとなります。なんだか良いことずくめみたいですね。
そんな訳で、スカーフラリエはつくる手が追いつかない人気者でした。
この春、久しぶりにスカーフラリエの素材を少し変えて再挑戦したくなりました。ビーズを大きめのスパングルにしてポップなイメージに。ウェアとの組み合わせで、面白いものとなりました。
更に、もう一度ビーズバージョンもつくり直してみることに。
スパングルに慣れた目には一見物足りないように思えます。が、つけてみるとやっぱり嬉しい気分になりました。
繊細で儚いようで、実は強くてシブとい。ん〜、私のbijouxを代表する一つのイメージそのもの。
たまには見直すのも悪くはないですね。
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