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<キラキラに夢中…ダイヤモンド?>


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写真のパッケージ、何が入っているのでしょう?独特の質感の紙にキラリとスタイリッシュな印刷。ペッチャンコな割に大事そうに包まれています。

中身は小さな小さなスワロフスキーの粒。ヒカリモノです!決まった単位のまとめ買いをするとスワロフスキー社のパッケージに入って手元に来ます。ピーッとテープを引くと封が開き中から更に柔らかなクッションに包まれてクリスタルガラスが出てきます。この瞬間、たまらないものがあるのです。直径2ミリ程の小さな粒はこのパッケージに1440ピース。これだけあれば暫く安心して使えます。いっぱいの光の粒を前にニンマリ。やっぱりキラキラは嬉しくなるのです。

このパッケージ、恐らくダイヤモンドの包みをイメージしているのではと私は思っています。私たちがダイヤモンドを専門の問屋さんで仕入れてくる時はプラスチックのケースやチャック式のビニール袋に入れてもらいます。(ダイヤの値段によって違う!)

しかしその以前、ダイヤモンドは紙のパッケージに薬の様に包まれているそう。流通のどの時点までなのか私は知りませんが、ダイヤの研磨が盛んなインドではこの姿です。この小さくて高価な粒を運ぶ事は、昔から命の危険を伴う事でした。いかにも運んでいるというスタイルをとらず、専門の運び屋さんたちがさり気なく人々に混じって命掛けで運んできました。今でもそうです。ゆったりとした民族衣装の下に沢山のポケットがついたベストを着て、そこにダイヤモンドのパッケージをしのばせて何食わぬ顔。パッケージには手書きで何やら暗号の様な文字。中身を表示しています。その仕事柄、昔からこの運び屋さんたちはある町に集中していたそうで、名前も同じ人達が多いそう。当然運び屋であることは知られてはいけません。この在り方が今でも続いているというから驚きです。

今、私の手元にあるこの包み。中身はダイヤモンドではないけれど、キラキラやっぱりヒカリモノは嬉しい気分。ビニール袋は便利だけどちょっぴり寂しい気持ち。少しの間包みの上でさざめく光を眺めていたい。でもダイヤモンドではないので、惜しげもなく使っちゃいます。