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撮影年月日 |
2004/05/15 |
撮影場所 |
タイ/ピマーイ遺跡公園 |
学名 |
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科目・属 |
ー |
季節 |
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生育地 |
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分布 |
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草花好きの心のうちは?
礎が作り出すわずかな日陰に身を隠さんとてか、神が鎮まる神殿を守ろうとてか、遺跡の礎と地面の境目から生え、接触線上に連なって花をつけていた。
ほんの1ミリ、2ミリの小さな花は、肉眼は言ううに及ばず、遠近両用メガネでも白い点々がポツポツとしか見えないのが、カメラのレンズを通してみると涼しげな、なかなかな姿だ。
草、花姿からしてアカネ科ではないかとは思うのだが、やはり同定はできなかった。
訪れた土地で見知らぬ花を見つける喜びは、苦難の果てに「同定」に辿り着くことで何倍にも大きくなる。
「名」を知ることで、ぐんと「花」とお近づきになれたような気がする。
同定できない「見知らぬ」の段階のままだと、なんだか距離が離れたままで、「友だち」未満、という感じなのだ。
草花を見る喜びは「名を知る」喜びとほとんど同義語なのかもしれないとは、草花好きならきっと同じだろうと思うのである。
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