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撮影年月日 |
2013/05/13 |
撮影場所 |
北杜市小淵沢町 |
学名 |
Lliaecae disporum smilacinum |
科目・属 |
ユリ科チゴユリ属 |
季節 |
春 |
生育地 |
山野の林内 |
分布 |
本、四、九 |
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林の間をどこまでも…
翌日の「八ヶ岳倶楽部」の取材を睨んで、小淵沢の奥のペンション「あるびおん」に前泊した。剣・八つ峰山行から下山、扇沢からガイドさんに車で送ってもらった。
「あらあら、お疲れ様。ゆっくりお部屋でお休みください」
ペンションのママはそう言って迎えてくれたが、実は心底くたくたで、部屋に入ってゆっくりしたら、ほんとに眠りこけてしまいそうだったので、散歩に出かけることにした。
車の往来も少ない、めったに人の行き来もない林の間を抜ける道を行き、表通りからそれた細道の枯葉敷きの上を歩いた。
たいそうなチゴユリの群生を何度か見かけた。林縁下に白い小花が無数に咲き揃う様は可愛らしく、口々に何かささやき合っているようにも伺え、賑々しさが如何にも微笑ましい。
翌日、八ヶ岳倶楽部にお邪魔したのだが、その雑木林のチゴユリの群生はまだ、ほんのチラホラしか咲いている個体は見つからなかった。ほんの少しの標高の違いが生み出す環境差がなせる業なのだろう。
時折小鳥のさえずりに耳を傾けながら歩いていると、ともすれば静寂な林間の道をどこまでも行ってしまいそうになる。
険しく厳しい山行もいいが、こんな心地よいそぞろ歩きもたまにはいいかもしれない。
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