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撮影年月日 |
2008/07/05 |
撮影場所 |
硫黄岳・八ヶ岳/長野県 |
学名 |
Fumariaceae dicentra peregrine |
科目・属 |
ケマンソウ科コマクサ属 |
季節 |
夏 |
生育地 |
高山の砂礫地 |
分布 |
北(大雪山系、幌尻岳、雌阿寒岳、知床山地、)、本(岩手山、秋田駒ケ岳、蔵王山、燧ガ岳、草津白根山、北アルプス、御嶽山、八ヶ岳) |
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孤高の麗人
硫黄岳頂上から硫黄岳山荘に向かって歩くと、ちらほらとコマクサらしきを目にするようになる。
まだ花期にはほど遠く、せっかくの群落もほとんどが葉茎のみ。ようやくツボミをつけたものがチラホラ。たまに咲いているものは、保護柵から遠くて撮影が難しい。
翌日横岳へ向かう途中、やっと頃よいのを見つけて撮った。
「高山植物の女王様かあ」つくづく眺める。
ひとたび荒れて雨風でも吹けば稜線は恐ろしい吹きさらしだろうが、ひとたまりもないようなキャシャないでたちで、砂礫の間から短い葉茎を出している。
女王様なれど、真綿に包まった暮らしぶりとは程遠い過酷な環境におわすことか。
いや、高山の劣悪条件をものともせず他の草花とも混生せず、シャキッと美しくあればこその女王様なのだろう。
まさしく孤高の麗人というところ。
花期は7月〜8月
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