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撮影年月日 |
2008/06/29 |
撮影場所 |
廻目平・長野県 |
学名 |
Pyrolaceae Pyroia incamata |
科目・属 |
イチヤクソウ科イチヤクソウ属 |
季節 |
夏 |
生育地 |
亜高山の林内 |
分布 |
北、本(中部地方以北) |
関連情報
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雨、降ればこそ
長野県小川山のすそに広がる廻目平は標高1700m。まさしく亜高山環境だ。川上村から廻目平まで山道を走る車窓からウツギやマタタビをたくさん見かけた。季節の訪れは横浜よりは2ヶ月、恐らく奥多摩などでも1ヶ月ほどはラグがあるようだ。
車を降りて即座に周辺を見渡した。木々の緑は青々としてはいるが、華奢な草花はまだ姿を見せてはくれていない。
6月28日、小川山にクライミングにやってきて、廻目平でテント泊した。あいにく、夜の10時近かったろうか、降り出した雨は翌朝になっても止まず、29日のクライミングは中止となった。
トイレ棟のひさしの下でガスを出して湯を沸かし、いれたコーヒーをすすりながら、辺りを見渡す。葉を青く茂らせている白樺の幹が雨にぬれて、いっそう美しい。
ふと前方の草むらに目をやったらば…
見つけたッ!
まだ数株しか花をつけてはいなかったが、一帯はベニバナイチヤクソウの群生地だったのだ。丸い小さな葉がつやつやと群れている。これが咲き揃えば、どんなにか見事だろう。
恨めしい雨も降ったればこそ、可愛いのに出会えた。どこで何がどう縁するかなど、やはり「神のみぞ知る」ことわりなのだ。
何事も。
イマイチ、ピントが甘いのは片手に傘をさしながらだったから。
ってことにしといてんか。
花期は6月〜7月
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