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撮影年月日 |
2002/08/17 |
撮影場所 |
横浜市青葉区 |
学名 |
Asclepiadaceae tylphora floribunda |
科目・属 |
ガガイモ科オオカモメヅル属・ツル性の多年草 |
季節 |
夏 |
生育地 |
山野 |
分布 |
本、四、九 |
関連情報
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バアのナイショ
雑記にも書いたが、10日も経つと、パッと見、同じに見えるヤブが、よく見ると様子が違っている。さまざまなツル性植物たちは、いわば日照権を争って、上んなったり下んなったりしてるからだ。
先回草花散策に出かけた折、ツルを見つけておいたバアソブが花をつけてやしないかと探しに行ったところ、ツルそのものがなかなか見つからなくて、ヤブの中をかき分けていたら偶然に、可愛い集団に出会った。
直径1センチもない小さな暗赤紫色の子カモメが緑の海の波間にうじゃうじゃ浮いていた。
あまりにもの可愛さに、とびっきり有頂天になり、次に思わずあたりを見回した。
まったく人が見たら「アタマおかしいんじゃない?」と思うに決まってるわ。
あると思ってはずのバアソブのツルがなかなか見つからなくて思わず
「おーい、バアサーン、どこにおるんだよー!」
白地に紺の水玉模様の農婆用ハンコタンナを被ったオバサンが、その格好だけでもカナリ変なのに、ヤブん中アタマ突っ込んで、叫んだかと思いきや
「キャー、あなたはダーレ?なーんてカワイイのー」
だのデカイ声で独り言いってるんだからね。
だーれもいない。
今日は曇っているとはいえ、アッツイさなかにヤブの傍をうろうろしてるやつは、まあ、そう多くはないわな。
さては、誰もいないのを見計らってバアサンがこっそり子カモメの居場所を教えててくれたんだに相違ない。
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